二時限目:ふるさと納税制度と最初にやるべき事
ふるさと納税制度について
そもそもふるさと納税とは、『応援したい自治体に寄付をすると、寄付をした一部の金額がその年の所得税と翌年の住民税から控除される』という制度です。
この際、所得税控除・住民税控除ともに2,000円を超える金額が対象となります。
つまり「元々払うはずだった税金のうち、さすがに全部控除はできないから2,000円は払ってね。」という様な事です。
よく『実質2,000円で○○を貰える!』とか見かけるのがこの部分ですね!
そして、その寄付金のお礼として自治体から地域の名産品などを届けてくださっているわけです。
税金として持って行かれるだけより、お礼の品をいただけた方が断然良いので、ふるさと納税しなきゃ損ですよね!
本来は寄付をしてもお礼の品なんてお礼状くらいか、あってもささやかな気持ち程度の特産物だったのですが、このお礼の品が豪華になった事でふるさと納税が流行り出したわけです。
なのでイメージとしては、
寄付者「税金として払うはずだったお金を、応援したい自治体に寄付します。」
自治体『応援してくれてありがとう!お礼にわずかばかりではありますが特産品をお返しします。』
という感じなわけですね♪
実例でも見ていただいた通り、購入ではなく寄付というのも、商品ではなくお礼の品や返礼品というのも、ふるさと納税が『自治体への応援と寄付者への感謝の気持ち』で出来ている制度だからなのです。
さて、ふるさと納税制度について理解したところで、次は実際にふるさと納税の準備をして行きましょう!
ふるさと納税を始める時にまずやるべき事
ふるさと納税を始めるにあたって、まず知るべき事は『自分は今年いくらまで自己負担額2,000円で寄付が可能なのか』です。
いくらまで寄付できるのかが分からないと、実質2,000円じゃ済まなくなるので重要なポイントです。
ふるさと納税として控除される金額には『収入・世帯構造・医療費控除』などの要素が絡んでくるのですが、『年収と家族構成』から大まかな目安を算出できます。
どうすればいいのか難しそうですが大丈夫です!簡単な方法があります!!その名も
【控除金額シミュレーター】
ふるさと納税の専門的な知識が無くても目安の金額を算出できる計算機のようなものです。
各ふるさと納税サイトに独自の控除金額シミュレーターがあるのですが、目安の金額を簡単に知るには楽天ふるさと納税の控除金額シミュレーターが使いやすくておすすめです!
控除金額シミュレーターの使い方
例:年収500万円、夫婦(専業主婦)と子供2人(小学生)の場合
このように寄付者の年収、家族構成の項目に必要な数値を入力すると、自己負担2,000円における寄附上限額が自動的に算出されます。
上記の例だと、今年は寄付金額54,825円までなら実質2,000円でふるさと納税可能というわけです。
※ちなみに1月1日~12月31日までが、ふるさと納税の1年間です。
あくまで目安なので、我が家では算出された金額より少し控えめに寄付をするようにしています。
いくらまで寄付できるか算出できましたら、次は税金の控除を受ける際に重要な『確定申告とワンストップ特例制度』のお話です。
一時限目:ふるさと納税の始め方【楽天実例付き】
二時限目:ふるさと納税制度と最初にやるべき事←いまココ
三時限目:確定申告とワンストップ特例制度
四時限目:楽天ふるさと納税の使い方【詳細編】